かぞく。

2004年3月10日
Chrissyが泣いた日。
私が泣けてきた。
たった13歳の女の子が、
たったひとりで戦ってるって、
誰も知らないんだ。
自分の中の弱さとかずるさとか矛盾と向き合う以前に、
その存在にすらまだ気付いていない年頃。
それを教えずにただ責め立てて、
彼女が一体何を学べるというのだろう。
冷静さを取り繕って
必死で折り紙を折っていた指先は
無意味な動きを繰り返していた。
全てが彼女にぶちまけられた後に訪れた静けさの中で
耐え切れずにすすり泣き始めた彼女は、
無力そのもので、
それを言えば私も同じだった。
彼女の肩をさすりながら
あまりに痛々しく、言葉が何も見つからなかったから。
そして、何もせずに傍観者の位置に
身を落ち着けている同じ屋根の下に住む他の人たち。

とても、さみしい家族だと思った。

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