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久々の再会は予想外れなものだった。

久々に会った彼女は、
完全に萎え切っていた。

覇気も生気もなく、
宝にすべき経験を「思い出したくない」と言い、
今後の道を決めかねていた。
経験が生かされずに、
次への道をどうやって人は正しく進むことができるのだろう。

何を話して好いのやら、
私は途方に暮れてしまった。
私のpreciousな思い出を
彼女には話す価値はなかった。
彼女はその「思い出したくない」経験話を携えて、
じゃぁそれをどうするつもりで私と再会したのだろう。

恋の話は退屈だった。
誰の恋？
彼女の友達。テレビ番組。
Who cares?
人の恋愛が私に何をしてくれるというのかも、
他人の近況報告をする目的も。

老後の心配？もしその時に独身だったら？
You gotta be kidding.

予想外れの再会は、
次の再会を不安にさせることだけは、確か。

時間の流れと、その環境の下で人は変わっていくから、
仕方ないよね。