落ちていくもの

2004年7月2日
すり抜けていくもの
消えてゆくもの

そんなものに一瞬目を奪われ、
それからというもの、
心を奪われ、
必死で大手を広げ、
もう一度手中へ取り戻そうと心の中で叫び、
そして、
寂しい気持ちでいっぱいになっていました。

もう戻りはしないということ。

それを認めることは
人をより成熟した人間へと変えるでしょうか。

後ろを振り返ることをやめたら、
もう前を向くしかないのでしょうか。
そんなにも簡単なことであれば、
人は、指の隙間から落ちていくものを
愛しく、切ない思いで見たりはしないでしょう。

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