Mr.Langdon

2004年8月31日 読書
2冊目の洋書に挑戦!と意気込むまもなく、
あっという間に完読。
幅と厚みのあるサスペンス。
宗教や西洋美術の予備知識がないと難しいのかも、
と最初は思ったけれど、それが絶対条件ではないということが
読み薦めていくうちに分かって、
その心配が消えてからは一時も退屈することなく
最後まで一気読みの勢い。

レビューでMr.Langdonの人物描写が乏しい、
という内容のコメントを見ましたが、
また別の方がコメントされていた通り、
少なくとも翻訳版ではなく、
オリジナル版では彼の描写はとても深くされていて、
彼の学問的、かつ人間的な知的さが良く伝わってきました。

狂気と背中合わせの自らを救った自己の宗教への敬虔さから、
罪を罪と気付かずに盲目に罪を犯していくSilasには、
最後の最後まで心が痛んだ。
彼と、彼にまつわる終盤の展開とその描写は
あまりに切なく悲しくて、
駅のホームで立ち読みしながら
涙がこぼれそうになった。

勢いのあるストーリーを一気に読み終えるって気持ちい!!

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