英語で読んでみた。
日本語で読んだのは高校の時だったか、
なかなか終わらない老人の航海に
私はほとんどしびれを切らしていたような気がする。
退屈ではなかったけれど、
堪えられない何か重さがあった。

今回英語で読んでみようと思ったのは、
アメリカの友人に勧められて。
「とても美しい文体だから」と。
まだ私に文体の美しさを鑑賞するほどの力はないけれど、
原語で小説を読むことの価値は確実に分かってきている今日この頃。

老人の、どんな苦境に身を置いても絶望しない、
必死だけれども、根底にあるしなやかな生命力。
とても誠実にまっすぐに生きてきた人だとわかる。
少年と老人の、互いを思いやり労わりあう温かな友情は心を癒す。
老人が「戦い」から沖に戻った後の流れも私は大好き。

いい本はやっぱり読むべきだ。
良書は心を豊かにするって本当だ。
今は赤毛のアンの続きのシリーズを再開。
アン、先生になりました。

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